以前ホイールを組んで、普通に使ってましたが…
8月2日、いつもの遠回り帰宅ルートを走っていたら、後ろから「コーン!!!」という音が。
えっなにこれもしかしてスポーク折れた?
と思いましたが、なんか走れるのでとりあえずそのまま明るいところまで行こう、というわけで漕ぎ続けた。
でも段々変になってきて…明らかにホイールが振れてブレーキシューに当たっている。感じが。
で、明るいところで停車して後輪を見ると…
折れてる━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
家に帰って確認したところ、反フリー側のたるみ側スポークが折れてました。
……ハァ!?
普通は加速したときにリムを引っ張ることになる、フリー側の引っ張り側スポークが折れる事が多いってどっかで見てたので予想外すぎ。
しかし逆が切れるとは…スポークテンションが弱すぎたのか?
6月10日に組んで8月2日に切れたから…2ヶ月弱か。
GARMIN Connect によると走行距離は788.30Km。みじけぇw
まーよくわかりませんが、とりあえず組み直さないとです。
前回の組み方はスポークがかなり少なかったんで、今度はちょっと増やしてみようかなと思ったりする。
で、組み方のパターンを調べていると、フリー側クロス・反フリー側ラジアルという組み方もあるよね、と。
さらに、これであんまり負荷のかからない反フリー側をスポーク本数半分に減らした組み方というのが見つかりました。
カンパニョーロのホイールで使われているG3ジオメトリに似た感じになります。
いつものようにCADで図面書いてみる。
紫が反フリー側のラジアル組みのスポークで8本。
赤がフリー側・引っ張り側のスポークで8本。
青がフリー側・たるみ側のスポークで8本。
フリー側は4本取り(2クロス)組みです。
前回スポーク長で痛い目にあったので今度は慎重に計算します…。
ハブ(FH-5700)の寸法は前回ノギスで測りましたが、今回はシマノのページに記載されているものを使用。
…と思いましたが…
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/105_5700/product.-code-FH-5700-S.-type-..html
Center to Flange (Right) 20.55mm
Center to Flange (Left) 37.35mm
と書かれています。
実測と合わせて調べてみましたが、これはハブ中央からフランジ外側端までの距離っぽいです。
リアハブのオーバーロックナット寸法は130mmですから…
えーと中心が65mmのところで〜
とか言ってるとめんどいんで図面引きました
こういうことですね!
あとはリムですが…
どっかに、RR585のERD(有効リム径)は582mmって書いてました。
どうやらERDはニップルが接する面の径らしいです。
で、SAPIMのスポーク計算機ではD2(リムの内側の径)とF(リムの厚さ)を入力するようになってるんですが、どうやらD2+(F×2)でERDを算出しているっぽいです。
なので、これを逆手に取ってFに0を入力して、D2にERDをそのまま入れます。
あとは適当に入力して計算。gear-sideのクロス数は2を入力。
結果:
gearside: 275mm (cross)
non-gear side: 270mm (radial)
となりました。
んではスポーク発注!
・・・
届いた!
3種類ありますが、これは実はフロントホイールもスポーク数増やしてみようっていう魂胆だったりします。
あと、リアホイールの反フリー側は本数半分なのでRACEではなくSTRONGを使用することにしてみました。
なんていうか一度スポーク折れたんで結構慎重になってます…。
わかりにくいけど下がRACE。太い。
ハブにスポーク通して組んでいきます。
で、今回、ニップルの取り付けに爪楊枝を使用。
どっかで見かけたネタなんですが、これが実にグッド。
いままでは余ったスポークをケツからネジ込んで使ってたんですが、先っぽをちょっと切った爪楊枝だと、ブッさすだけでOK。
そのままリムに差し込んでスポークにヒョイっとねじ込み、引っ張れば抜ける。いいねこれ。
で。
一つ目の事故。
ニップルが不良品(?)でした。
っていうか多分サイズが違う。
一通りニップルを取り付けて、じゃあネジこんでいくか、とマイナスドライバーで回していくとやけに硬い。ニップルが斜めに入っちゃったのかとおもったけど、そんなこともなく、全てのニップルが硬い。
これはおかしいってことで購入先のPAX-CYCLEさんに問い合わせたら、稀によくあるロット不良だとかで、速攻で替えのニップルとスポークを送ってくれました。神対応。
次。
二つ目の事故。
当初の予定通り組んでいったら、ニップルを最大までねじ込んでもリムからニップルが頭を出さない。
ようするにスポークが長すぎ。
反フリー側のラジアルの方は、どうやら長さは適正な模様。
またクロス数とか間違って発注したのかな。と思って4本取り(2クロス)ではなく6本取り(3クロス)にしたら長さピッタリ。
なんだ…またスポーク長計算ミスか。
というわけでそのまま組みました…。
が、これ後日気づいたけどスポークの発注数ミスでした。
フロント用と思った方が実はリア用。あとでフロントを組み直す時に気づきました…。
要するにフロント用として買ったスポークをリアに違う組み方で使ったらたまたま長さが同じだったっていう奇跡。
まあムダが出なかったからいいよw
で
できたー!
今度は長く持ってよね!
ちなみに前輪もスポーク増やしました。
32Hに24本という変態組にしましたが縦振れがひどかったので結局32本に…。
まあこれはこれで。