ふと触ってみたらペダルにガタが出てましたよ…。
つっても0.5ミリもないと思いますが。
クランク固定して反対の手でペダルを押し引きするとコクコクと動く感触がある程度。

どの程度ガタが出たら調整すりゃいいのかよくわかりませんがやってみることにします。
ちなみに使っているペダルはPD-M324、取り付けたのは去年の10月22日。

まずはペダル外す。

使用感

リフレクター片方だけにつけてるんです。
こっちに付けとくと重みで回転してクリートはめやすい位置に来るので。

玉押しがあると思われるところにキャップがはまってる上に、ペダルのケージがかかってるのでまずはこれを外す。
あとは普通に分解。ナット外してシャフト抜くだけ。
ナットは外側(ロックナット?)が10mm、内側(玉押し)が13mmでした。
内側はボックスレンチが入らないんでペンチで緩めてからマイナスドライバーで回して外す…。
地味にめんどい。
ビンディング機構のところは外すと取り返しが付かなそうなのでそのまま放置。

ぶんかい

分解してパーツクリーナで洗浄。
外側のベアリングは想像通りでしたが、内側が予想外。
かなり奥にボールが並んでいて、その手前にプラスチックのスペーサみたいなのが入ってました。
一瞬内側にはボール入ってないのかと思った。

パーツクリーナ吹いて綺麗に拭いて、じゃあ組み付け。
と思いましたが、内側のベアリングのボールをどうするかがなんとも。
とりあえず断面図を載せてみる。

PD-M324グレーがペダル本体、緑がシャフト、赤がスペーサ、黄色がベアリング、水色が玉押し、青がロックナットです。
ていうかダストシール描くの忘れたけどまあいいや(ぉ

左側(外側)のベアリングに関しては普通だから問題ないんですが、右側(内側)のベアリングがなんとも。
奥まったところにあるので、ここにグリスを盛ってからボールを置くというのがむずかしい。
シャフトにグリス塗ってボールを乗せてからそーっと差し込むというのもやってみましたが、ボールが赤いスペーサにぶつかってしまって奥まで入りません。

最終的には、ボールが入る予定の空間に適当にボールを放り込んで、シャフトにグリスをモリモリに盛ってシャフト差し込んでグリグリ回したところボールが綺麗に並びました。

あとは外側のワンにグリス塗ってボール並べてシャフトに玉押しをねじ込んで…
ハブのグリスアップとかでは玉押しを押さえといてロックナットを締めるわけですが、このペダルでは玉押しが奥まったところにあるので押さえといて締める、というのができません。
ロックナットをグイグイ締めると玉押しも一緒にめり込んでしまいペダルが回らなくなりました(汗)

色々頑張ったけど、最終的には…
ちょっとガタがあるくらいに玉押しをセットして、マイナスドライバーでロックナットだけを回してできるだけ締めこむ。
その後ボックスレンチでロックナットをしめます。
ぎゅっと締めてもペダルが回っていて玉当たりがちょっと弱ければ成功。
あとはボックスレンチを使ってロックナットをかなりの力で締めると、一緒に玉押しも回ってだんだん玉当たりが固くなります。
行き過ぎると全部緩めてやり直しになるので、力こめて2度くらい回したら玉当たり確認、また回して確認…で、固めのゴリゴリになるくらいに調整して完了。

予想以上に時間が掛かってしまった…。

あとは組み立てて、ビンディング機構のとこにラスペネ吹いて終わり。

完成

完成です。
つーか結論から言えば、

ダストキャップを取り外してグリスがなくなってなければ、ロックナットを強引に締めこんでガタが取れれば作業終了

でよかったと思いますorz
左のペダルは明日締めよう。


04/19 追記

左も結局ばらしてグリスアップしました。
そのときにベアリングのボールを調べたので一応書いておきます。

クランク側(内側)が14個、外側が17個。
ボールの径は実測2.35mmでした。
シマノの展開図では3/32"となってますね。(3/32" = 25.4×3/32mm = 2.38125mm)
スモールパーツとして取り寄せできるのは62個入りのようなので左右ペダルの内側・外側ぶんぴったりみたいです。

また、玉あたり専用工具としてTL-PD33というのがあるようですが、5,000円くらいするようなので買う気は起きませんw