前回の日記で一応完成したLandgraffDODですが…

S木さんから

「DRIVEつまみ回しすぎると『ピョー!!』とか鳴って使いもんにならんぞボケが。とっとと作り直してこんかい!!」

と言われたので(かなり脚色あり)、なんとか直してみることに。

とは言っても…

回路的には合ってるので、たぶん基板の設計がアナログ的にダメなんだろうということで、基板ごと作り直すことにしました。

配線は太く短くを基本に。
あと、前回はコンデンサとして積層セラミックを使いましたが、さすがにアレかと思い今回はフィルムコンデンサを…
…と思ったんですが、なんかあんまりフィルムコンデンサって千石とかで売ってないんですね。
普段あんまりいかない鈴商には比較的豊富にあるので、そっちで買える物はそろえて、足りない分に関しては一般的に言うフィルムコンデンサじゃなくてマイラコンデンサを千石で買って使うことにしましたよ。

ていうかマイラコンデンサもフィルムの一種ですけど…。
鈴商で買ったのはメタライズドフィルムコンデンサね。

フィルムコンデンサがあまりにもデカいので、そのほかの部品は可能な限り表面実装にしました。(抵抗とLED)

というわけで、できた基板が。

P1010197
きばーん。

…エッチング終わったらすぐに穴あけてフラックス塗ったほうがいいですね。なんか表面がさびてばっちくなってます。

ちなみに前回の完成基板がこちら。

P1010199

電解コンデンサがかなり無茶な配置になってます。あと抵抗が大杉。

で、今回の基板に部品を付け終わったときの写真がこちら。

P1010198

なんというか主役が抵抗からコンデンサになった感じ。
抵抗は基板の裏っかわにベタベタついてます。
普通の抵抗は1/4Wタイプですが、表面実装の抵抗は調べてみたら1/8Wでした…。まあ小さい抵抗値の抵抗もないし、大丈夫かな。

で、完成したので試しに鳴らしてみたところ、ちゃんと動くし発振も無し!
やったね!

というわけで、ケースの蓋をしめて…

念のためもう一度動作チェックを…

カチッ

「ピョォ〜〜〜〜」

( ゚Д゚)ポカーン

発振してしまいますorz
なんでだ?
と思って裏ぶた開けて基板を浮かせると発振しない。( ;´・ω・) !?

色々線を触ってみたら、どうやらDRIVEのVRに行ってる線が外部からの影響を受けやすいみたいです。
このケーブルを触ったり動かしたりすると発振の具合が変わる。おもしろw
1本の抵抗として動作しているものなので、2芯シールド線のシールドをGND、芯線をVRの各端子につないでノイズ遮断するような感じにしてみました。

で、テスト。

……。

なんというか、ちょっとオドロキなのですが、発振がピタリと止まりました…!
モード切り換えてもツマミをいくら回しても、ピクリとも発振しません。
ケースの裏蓋閉めても全然大丈夫。

いやーこんなにあっさり解決するとは…。
もしかして旧基板でもこの対策とれば大丈夫だったんじゃ…?とか思いますが、時すでに遅し。

まー治ってよかったです!
コンデンサもフィルムコンデンサに変えたから、音もよくなってるといいですね(笑)