EDGE500には高度センサーが付いてますが…

これ、気圧を元に高度を表示するものです。
高いところに行くほど大気圧が低くなることを利用するわけですね。 

ですが、高度が同じならいつも大気圧も一定、というわけじゃないです。
天気が悪い日は気圧が低くなるとか言いますし。

そんなわけなんで、何もしないとEDGE500の高度計は無茶苦茶な高度を表示しやがります。-44mとか(笑)

なので、補正が必要です。

補正をするには Elevation Point を設定します。
これはなにかというと、特定の地点の高度を入れておいて高度センサーの補正に使うというものです。
が、これを登録するには、高度が分かっている地点まで実際に行って、そこでElevation Pointを追加しないといけません。めんどいけどしょうがない。
EDGE500では最大10箇所までElevation Pointを設定できます。

というわけで。

よく走る地点を何箇所かピックアップしてElevation Pointを入れておいたんですが、走って通過しても反応しません。
なんでだ…?

と思ってマニュアル読んだら

次回タイマーをスタートした時に、Edgeはあなたの位置から30m以内にあるElevation Pointを自動的に検索します。
Edgeは開始地点としてその高度データを使用します。


と書いてありました…。(意訳)

となると、Elevation Pointとして登録する場所って結構限られてきます。
私は主に通勤で使ってるんで、家と会社を登録すれば済みそうです。
なので会社を登録してみましょー。

会社の駐輪場を出て屋根のないところまで行ってEDGE500の電源を入れ、衛星を捕捉するまで待ってから、メニュー→GPS→Set Elevation

IMG_0290x

座標は最初から現在位置が入っているので、名前と高度を入力してSaveします。
高度は予め調べておきますが…
Google Earth が入っていれば、地面にカーソルを持って行くと標高が表示されるので、それを予めメモしておいてEDGEに入力します。
また、 http://topocoding.com/ なんていうサイトがありました。Google Maps APIのサンプルなんですが、地図上でクリックするとその地点の標高が分かります。

IMG_0293

とりあえず家と会社、二つ入りました。

この状態でタイマーをスタートさせると、

IMG_0292
 
Elevation point found と表示され、高度の表示が補正されます。
タイマーを開始するときに衛星が捕捉されていて、Elevation pointの半径30m以内に居ないといけません。
電源入れて衛星捕捉前に走り(+タイマー開始)だしたりすると、高度が補正される前に範囲を外れてしまいます。気をつけましょう。

行きそうな場所の高度を調べてメモにまとめて持っておくといいかもね! 

2011/03/19 追記
気圧の測定には温度も影響するようです。
昨日がかなりひどかったんですが、ポケットから取り出したEDGE500をハンドルバーに取り付けてタイマースタート、高度が44mに補正されたんですが、しばらくしたら-55mを表示しましたw
温度計の数値も見て、外気温にある程度慣らしてからタイマースタートしたほうがいいかもしれません。

なんで温度が影響するのか、ですが、半導体気圧センサーはシリコンチップ上に形成されたコンデンサが気圧を受けて静電容量が変わる(誘電体の厚さが変わる)ことを利用しているらしいです。
熱で誘電体が膨張すれば気圧が低め(高度が高め)に表示され、収縮すれば気圧が高め(高度が低め)に表示されるということじゃないでしょうか。多分。