また不満ていうかそういうのが出てきちゃいまして。
・細身のクロモリフレームにはリムハイト38mmは似合わない
・カーボンのリムが擦り減るのはもったいない
・ブレーキシューの減りが早すぎてランニングコストがアレ
というわけで、普段履き用に正反対のを作ろうじゃないかと。
・細身のクロモリフレームに似合うペラッペラのリム!
・ブレーキ当たり面はアルミで安いシューが使えて気楽!
ついでに、中華カーボンはクリンチャーだったのですがチューブラーのほうがリムの構造が単純で軽量化しやすいとかでチューブラーに初挑戦してみようかなと。
というわけで選んだリムは ambrosio nemesis !!!
なんていうかチューブラーのロープロリムとしてはめっちゃ有名らしく。はい。
で、まあ組むことにして情報集めてたんですが…
ハブは。
中華カーボンの前に履いてたRR585のG3組ホイールが、FH-5700買ってきて組んだのに使ってないので、これをバラしてハブだけ使う。
前ハブがないので、これは同じくHB-5700を買う。
スポークは今回は気分を変えてDTにしてみる。
プレーンはいくらなんでもアレかなーというのと、エアロはちょっとアレかなーというので(何)、バテッドのDTコンペティションで。
あとはネメシス。
でググったんだけどネメシスのERDが良く分からない。
ambrosio nemesis ERD でググってたどり着いたのがこのサイトで…
http://forums.roadbikereview.com/wheels-tires/ambrosio-nemesis-erd-208448.html
「だれかネメシスのERD知らないか?610.5?618?」
「616だろ。610はねーよwww 持ってるから今度測って教えてやるわ」
「内径を測ったら607mmでリムの厚みが3mmだったから610mmじゃないのかな。616ってどっから出てきた数字?」
「今測ったけど616.5mmだ」
〜〜中略〜〜
「まだこの話してんのか。この手のロープロリムはERDは大体同じになる。ERDは616.5mmだ。
カタログに間違ったERDを載せてた業者がいたから言ってやった。何度か測ったけど間違いない」
「僕のを測ったけど616.5mmだったよ。これでスポーク長計算したけどばっちり使えた」
そうですか616.5mmですか!
というわけで例のごとく図面引いて。
前304mm、後DS301mm、後NDS303mmというスポーク長が得られたのでPAXさんに発注。エイッ。
そして返答があったんだけどもnemesisが欠品とのこと。うわぁ…。
chronoかmontrealだったら在庫あるとの事。
ここでnemesis, chrono, montrealについて。
ambrosioのサイトを見に行くとチューブラリムということで3つラインナップがありまして、これがそれぞれ nemesis, chrono, montreal です。
http://www.ambrosiospa.com/site/portfolio-view/cerchi-tubolari-2?lang=en
図をみると寸法は三つともまったく同じ。
で、値段から想像するにnemesisが一番軽くてchronoが次で、montrealが一番重いんだろうなーと思ってたんですが、よく見たら違う。
なんと最高級のnemesisが一番重い。そして二番目のchronoが一番軽い。montrealは重さで言うと中間。
頑丈で重量バランスを調整した最強リムがnemesis、
軽量を追及したヒルクラ用リムがchrono、
どれもそれなりにしたのがmontrealって感じでしょうか。多分。
となれば、今回は普段履き用にするんですからmontrealにするのは決まりですね!
というわけで変更のお願いメールを発射。ついでに、念のため確認でnemesisとmontrealはどっちもERD同じですよね?と確認も込めて。
前後で5000円ずつ、トータルで1万円も安くなってしまいましたw
・・・・
でメールの返事来たんですが、
東京サンエスでのERDカタログ値ではございますが、
ネメシス、モントリオールともに610.5となっておりますので、
同じERDになるかと思います。
との事…。
え?610.5?
でもさっきの掲示板、カタログが間違ってたみたいな話も載ってたしなー。
わざわざ「カタログ値ですが」って断ってるあたりも、なんか、なんかなあ。
とりあえず掲示板の情報を信じてそのまま行ってみましょう!
というわけで入金!
・・・・
で数日後に荷物着荷!!
ドッギャアアアアアアアアン
モントリオオオオオオオオオオオオオル!
いやー…。ネットでネメシスとかクロノの画像見てましたが、表面が普通のアルミなんでモントリオールはそれなりな見た目ですね…w
で、気になってたのでERDを実測しましょう。
まずはリムの内径から。
605.5mmってとこですかね?
次にリムの厚み的な部分を加算しないといけませんので…
適当なスポークとニップルを垂らしてみる。
このくらい。
で、リムからニップルを外すと…
こんな感じ。
うーん…ニップルの埋まる量は3.5mmってとこでしょうか。
というわけで
ERD = 605.5 + (3.5 × 2) = 612.5mm
…。
なんか見たことない数値が出たんですけど。
カタログ値より2mm大きく、例の掲示板の値より4mm小さい。
これはカタログが正しいにしても実測が正しいにしてもスポークが長すぎの恐れが…。
でもまあ、なんとかなるかも知れないのでそのまま組んでみます。
組み方は普通の3クロスなので省略。
というわけで
じゃん。
しかし…。
スポークテンションが60Kgfくらいになったところで、ニップルを回すと一緒にスポークがねじれる。
要するにこれ以上ニップルが締められない。
もっと分かりやすく言うと、
スポーク長すぎワロタ。
まじっすかぁぁ…。
DTのスポークにニップルを限界までねじ込むと
このくらい頭が出たんですが、ホイールを見ると…
こっちも限界じゃないですか!
・・・
というわけで、スポーク長を計算しなおして(実測ERDで!)後日再挑戦しまーす。
追記:
製造時期によってERDが違うみたいな話もどっかで見たような気がするので、心配な方はERDは実測しましょうね。
追記2:
スポーク発注したので忘れないようにメモを…。
前 304mm → 流用不可。永久保存
後DS 301mm → 後NDSに流用する
後NDS 303mm → 流用…不可ッ。保存。
新前 302mm → 34本注文
新後DS 300mm → 18本注文