前回組みなおしたホイールですが…。
ラジアルやめて1クロスで組みなおすかってことでスポーク長を算出することに。
ということでCADで図面を引きましたが…
なぜかスポークの長さが全部同じにならない。
32Hのハブに16Hのリムなので、ハブの角度が微妙になるはずですが、実際にどのくらいずれるのかはよく分からん。
図面上でもハブの角度を適正にすればスポーク長が揃うのでしょうが、考えるのがめんどくさいw

この図面で測ったら、276.8mmと274.0mmの2種類がありました。
ハブが適正な角度になればこの二つの平均になるだろう、と勝手に仮定して、図面上のスポーク長275.5mmを算出しました。
次に図面上の長さからハブのフランジ間隔に基づいて実際のスポーク長に換算しますが…シマノのHPに載ってるフランジまでの距離ってのがフランジの外側なんですよね。
なので今回はフランジの中央までの距離を実測して使ってみます。
フランジ外側の幅は実測で71.6mm、内側の幅は65mmだったので、(71.6+65)÷2÷2=34.15がハブ中央からフランジ中心までの距離です。
あとは…
√(275.52+34.152) = 277.6mm
となりますが、ハブのフランジ穴の中心からスポークの肩までは少し離れているので、今回はこの分を引いてみます。(-1.25mm … スポーク穴の半径)
結果、276mmです!
というわけでPAX Cycleにスポーク発注、速攻届きました早い!
組むぜええええええええええええ!!!!

できました!!!!!!
のですが、組んでていろいろ問題が。
まず、全てのニップルを同じだけ締めていったらテンションガチガチのスポークとユルユルのスポークが2本おきに出てきた。
これはなんというか…
図面に出てきたのと同じ寸法差が実物でも出てるんじゃね…?
しかし後に引くわけにもいかないのでそのまま組み上げ…
スポーク長が足りない側はこんな感じ。

ちょっとネジ部分がはみ出ちゃってますね!やばいですね!!
ニップルとスポークが噛み合ってる深さが、どうも5mmくらいしかなさそうです。(最大約7mm)
スポーク長足りてる方は適正っぽくて、内側からネジ部分もはみ出てないしリム側からスポークが頭出してる事もなかったです。
そんなわけなのでスポークテンションは頑張って上げました。120Kgfくらいまでいけました。
ちなみに1クロスですが「アヤ取り」はしていません。

この近距離でクロスさせたら相当無理があるので…。
時間も遅いのでコンビニまで行って帰ってきましたが、とりあえずホイールが崩壊するようなことは無かったです。
(あったら相当ヤバイ)
しかしなんでスポーク長がばらついてしまったのか。
考えるのめんどくさいとか思ってましたが、リムとハブを平行にして考えたら楽なのでは?と思って図面引いてみました。
まず16Hのハブと16Hのリムを組み合わせて1クロス組する場合。

当たり前すぎる絵ですが、スポーク(赤線と青線)はどれも同じ長さですね。
上の○がハブの穴、下の○がリムの穴を表しています。また赤と青はフランジの右側・左側を表しています。
次に32Hのハブと16Hのリムを組み合わせて1クロス組する場合。

ハブの穴の間隔が半分になるので、リムとハブの穴を同じ位置にしてもほかの穴が合わなくなります。
この図だと赤いスポークは整っていますが、青いスポークはリムと同じ場所にハブの穴が開いていないため、長さが違ってしまっているのが分かるかと思います。
ハブ側をもうちょっと右にずらしたら?

やはり長さが揃いません。
ただし、赤いスポークの長い方と青いスポークの長い方、赤いスポークの短い方と青いスポークの短い方は同じ長さです。
今回組んだホイールはこの状態になっていると思われます。
32Hのハブと16Hのリムでは、スポーク長が同じになる組み方は出来ない、という事になるかと思います…。
この日記の冒頭で
>図面上でもハブの角度を適正にすればスポーク長が揃うのでしょうが
と書きましたが、そうじゃなかったという事です!
とりあえず今回のホイールはそのまま乗ってみます。
スポーク1本折れても即落車とはならないと思いますし。(以前折れたけど大丈夫だった)
もし折れたら2種類の長さでくみ直してみましょう!!!!!!
ラジアルやめて1クロスで組みなおすかってことでスポーク長を算出することに。
ということでCADで図面を引きましたが…
なぜかスポークの長さが全部同じにならない。
32Hのハブに16Hのリムなので、ハブの角度が微妙になるはずですが、実際にどのくらいずれるのかはよく分からん。
図面上でもハブの角度を適正にすればスポーク長が揃うのでしょうが、考えるのがめんどくさいw

この図面で測ったら、276.8mmと274.0mmの2種類がありました。
ハブが適正な角度になればこの二つの平均になるだろう、と勝手に仮定して、図面上のスポーク長275.5mmを算出しました。
次に図面上の長さからハブのフランジ間隔に基づいて実際のスポーク長に換算しますが…シマノのHPに載ってるフランジまでの距離ってのがフランジの外側なんですよね。
なので今回はフランジの中央までの距離を実測して使ってみます。
フランジ外側の幅は実測で71.6mm、内側の幅は65mmだったので、(71.6+65)÷2÷2=34.15がハブ中央からフランジ中心までの距離です。
あとは…
√(275.52+34.152) = 277.6mm
となりますが、ハブのフランジ穴の中心からスポークの肩までは少し離れているので、今回はこの分を引いてみます。(-1.25mm … スポーク穴の半径)
結果、276mmです!
というわけでPAX Cycleにスポーク発注、速攻届きました早い!
組むぜええええええええええええ!!!!

できました!!!!!!
のですが、組んでていろいろ問題が。
まず、全てのニップルを同じだけ締めていったらテンションガチガチのスポークとユルユルのスポークが2本おきに出てきた。
これはなんというか…
図面に出てきたのと同じ寸法差が実物でも出てるんじゃね…?
しかし後に引くわけにもいかないのでそのまま組み上げ…
スポーク長が足りない側はこんな感じ。

ちょっとネジ部分がはみ出ちゃってますね!やばいですね!!
ニップルとスポークが噛み合ってる深さが、どうも5mmくらいしかなさそうです。(最大約7mm)
スポーク長足りてる方は適正っぽくて、内側からネジ部分もはみ出てないしリム側からスポークが頭出してる事もなかったです。
そんなわけなのでスポークテンションは頑張って上げました。120Kgfくらいまでいけました。
ちなみに1クロスですが「アヤ取り」はしていません。

この近距離でクロスさせたら相当無理があるので…。
時間も遅いのでコンビニまで行って帰ってきましたが、とりあえずホイールが崩壊するようなことは無かったです。
(あったら相当ヤバイ)
しかしなんでスポーク長がばらついてしまったのか。
考えるのめんどくさいとか思ってましたが、リムとハブを平行にして考えたら楽なのでは?と思って図面引いてみました。
まず16Hのハブと16Hのリムを組み合わせて1クロス組する場合。

当たり前すぎる絵ですが、スポーク(赤線と青線)はどれも同じ長さですね。
上の○がハブの穴、下の○がリムの穴を表しています。また赤と青はフランジの右側・左側を表しています。
次に32Hのハブと16Hのリムを組み合わせて1クロス組する場合。

ハブの穴の間隔が半分になるので、リムとハブの穴を同じ位置にしてもほかの穴が合わなくなります。
この図だと赤いスポークは整っていますが、青いスポークはリムと同じ場所にハブの穴が開いていないため、長さが違ってしまっているのが分かるかと思います。
ハブ側をもうちょっと右にずらしたら?

やはり長さが揃いません。
ただし、赤いスポークの長い方と青いスポークの長い方、赤いスポークの短い方と青いスポークの短い方は同じ長さです。
今回組んだホイールはこの状態になっていると思われます。
32Hのハブと16Hのリムでは、スポーク長が同じになる組み方は出来ない、という事になるかと思います…。
この日記の冒頭で
>図面上でもハブの角度を適正にすればスポーク長が揃うのでしょうが
と書きましたが、そうじゃなかったという事です!
とりあえず今回のホイールはそのまま乗ってみます。
スポーク1本折れても即落車とはならないと思いますし。(以前折れたけど大丈夫だった)
もし折れたら2種類の長さでくみ直してみましょう!!!!!!